体験談の投稿者:アイスル 様
(49歳、女性)

主人は水道工事の会社を経営していました。
従業員3名の小さな会社ですが、3人とも一家の大黒柱ばかりでした。
公共事業が減って、民間の下請けなどは取り合いという状況でした。
運転資金は土地家屋を担保にして銀行から借りていました。毎月の人件費や諸経費だけでも150万円は入ります。
昨年から従業員を遊ばせておく日が多くなりました。従業員も不安だったでしょうが、資金繰り利を担当している私はもっと不安でした。
時々返済が遅れるものですから、銀行から督促を貰う回数も増えてきました。   

銀行は追加担保や資金繰り票を出すように迫ってきました。主人は若い行員に頭をペコペコ下げていました。
見ている私は辛くてなりませんでした。根抵当権のⅠ5百万円の限度も来月で一杯になります。翌々月からの資金の手当てはめどが立ちませんでした。  

主人と私は泣く泣く弁護士事務所に債務整理の相談に行きました。毎月決まった収入もなく、一定額の返済は出来ません。
弁護士は自己破産しかとる道はありませんと言いました。
弁護士さんの説明をいろいろ聞きましたが、家も土地も無くなりますが、この方法がベストだと思いました。
折角、30年近く頑張ってきた仕事ですが自己破産で幕になりました。  

自己破産して小さなアパートに住むことになりました。主人は雇われる身になって水道工事の仕事をしています。
安い賃金ですが、顔つきも随分良くなって毎日仕事に出て行きます。
自己破産して正解でした。最近、主人は実は自殺も考えていたと言いました。私はその言葉にぞっとしました。
あの時弁護士事務所に行って適切なアドバイスを受けず、まだまだと頑張っていたら今の私たちの生活は無かったと思います。

心理的に余裕のある早い目の時期に自己破産手続きして本当によかったと思います。
社長が死んでその保険金で借金を払ったことを思いだしました。そんなことがあってはやり直しが聞きません。
私たちは早い目の自己破産により、窮地を脱することが出来ました。